2007年09月23日
解体新ショー「いびきと歯ぎしり」
昨晩のNHK解体新ショーは職業柄見逃せなかった。
といっても最近見ていなかったため、9時半過ぎに新聞の番組案内欄で見て知ったのだけど。
いびきは睡眠中の口呼吸時に、軟口蓋(なんこうがい)が振動することで生じるという。
軟口蓋は入れ歯を作るときに結構重要な上あごの箇所で、上あごの奥の方の、
指で押したとき骨の裏打ちのない軟らかい所で、口蓋垂(「のどちんこ」のこと)も含まれる。
鼻呼吸をしていれば口腔内を空気が移動することはないのでいびきはかかないが、
鼻が詰まっていたり、普段上あごに押し当てられている舌が睡眠時に
喉の奥の方に落ち込んで気道が閉塞されると、口呼吸してしまうため、
軟口蓋が振動して音が出る、つまりいびきをかく。
番組では、天敵がいない動物だけが安心しきって寝るためいびきをかくとまとめていたが、
歯科的に言えば、口腔内容積が小さい人や下顎が後退している人は、
日頃から舌の居場所が喉の奥の方になっており、
睡眠時もいびきをかきやすかったり、無呼吸を起こす危険がある。
また、口輪筋が弱いひともポカンと口を開けて口呼吸になりやすい。
(太っている人も気道が狭くなりやすいので同じようにいびきや無呼吸を起こしやすい。)
口腔内容積を小さくしてしまう原因として最近多いのは、顎の成長が充分でなくて、
下の前歯や小臼歯が並びきれず、歯列が内側に倒れ込んでいるケースが挙げられる。
(床矯正に関しての話でたびたび述べているように、歯の植わっている骨を大きくせずに、
安易に歯を抜いて歯並びを良くするのも、口腔の容積の点からからは問題がある。)
また悪い姿勢で猫背だと下顎が後退して舌の位置は悪くなる。
次に歯ぎしりだが、歯ぎしりをするのは何故なのかというと、
これは私は以前から知っていたが、ストレスの解消のためだという。
実際、歯ぎしりをすることによって、ストレスで生じたアドレナリンなどのストレス物質が
減少することがわかっているという。
番組の実験では、全員が睡眠時に歯ぎしりをしていたが、それが音となってわかるのは
どうやら噛むときに出る力の大きさが大きい時に音が出て、歯ぎしりとわかるらしい。
同じ人でも睡眠時は起きている時におもいっきり噛んだ力の1.5倍くらい出ていた。
以前勤務していた時、施設に入居しているおばあさんが、介護者に連れて来られ、
歯ぎしりがうるさくて同室の入居者達からうとまられているからどうにかならないかと
相談された。
連れて来られたそのおばあさんは、瞬きもしないほど緊張しきった様子で、常に歯をすり合わせ、
ギリギリと音を立てていた。
私は音の出ているであろう歯の当たりを少し削って鳴らないようにして帰した。
ところが数日後また歯ぎしりがうるさいと連れて来られたため、
削っても削っても噛み方を変えれば音が出てしまうだろうことを告げ、
さらに、歯ぎしりの原因はストレスと言われているんですよと伝えた。
その後そのおばあさんに対する周囲の扱いが変わったかどうかはわからないが、
確かにあのおばあさんはストレスから歯ぎしりをしていたのだろう。
といっても最近見ていなかったため、9時半過ぎに新聞の番組案内欄で見て知ったのだけど。
いびきは睡眠中の口呼吸時に、軟口蓋(なんこうがい)が振動することで生じるという。
軟口蓋は入れ歯を作るときに結構重要な上あごの箇所で、上あごの奥の方の、
指で押したとき骨の裏打ちのない軟らかい所で、口蓋垂(「のどちんこ」のこと)も含まれる。
鼻呼吸をしていれば口腔内を空気が移動することはないのでいびきはかかないが、
鼻が詰まっていたり、普段上あごに押し当てられている舌が睡眠時に
喉の奥の方に落ち込んで気道が閉塞されると、口呼吸してしまうため、
軟口蓋が振動して音が出る、つまりいびきをかく。
番組では、天敵がいない動物だけが安心しきって寝るためいびきをかくとまとめていたが、
歯科的に言えば、口腔内容積が小さい人や下顎が後退している人は、
日頃から舌の居場所が喉の奥の方になっており、
睡眠時もいびきをかきやすかったり、無呼吸を起こす危険がある。
また、口輪筋が弱いひともポカンと口を開けて口呼吸になりやすい。
(太っている人も気道が狭くなりやすいので同じようにいびきや無呼吸を起こしやすい。)
口腔内容積を小さくしてしまう原因として最近多いのは、顎の成長が充分でなくて、
下の前歯や小臼歯が並びきれず、歯列が内側に倒れ込んでいるケースが挙げられる。
(床矯正に関しての話でたびたび述べているように、歯の植わっている骨を大きくせずに、
安易に歯を抜いて歯並びを良くするのも、口腔の容積の点からからは問題がある。)
また悪い姿勢で猫背だと下顎が後退して舌の位置は悪くなる。
次に歯ぎしりだが、歯ぎしりをするのは何故なのかというと、
これは私は以前から知っていたが、ストレスの解消のためだという。
実際、歯ぎしりをすることによって、ストレスで生じたアドレナリンなどのストレス物質が
減少することがわかっているという。
番組の実験では、全員が睡眠時に歯ぎしりをしていたが、それが音となってわかるのは
どうやら噛むときに出る力の大きさが大きい時に音が出て、歯ぎしりとわかるらしい。
同じ人でも睡眠時は起きている時におもいっきり噛んだ力の1.5倍くらい出ていた。
以前勤務していた時、施設に入居しているおばあさんが、介護者に連れて来られ、
歯ぎしりがうるさくて同室の入居者達からうとまられているからどうにかならないかと
相談された。
連れて来られたそのおばあさんは、瞬きもしないほど緊張しきった様子で、常に歯をすり合わせ、
ギリギリと音を立てていた。
私は音の出ているであろう歯の当たりを少し削って鳴らないようにして帰した。
ところが数日後また歯ぎしりがうるさいと連れて来られたため、
削っても削っても噛み方を変えれば音が出てしまうだろうことを告げ、
さらに、歯ぎしりの原因はストレスと言われているんですよと伝えた。
その後そのおばあさんに対する周囲の扱いが変わったかどうかはわからないが、
確かにあのおばあさんはストレスから歯ぎしりをしていたのだろう。
2007年09月06日
床矯正をご存知ですか?
昔、「1週間のご無沙汰でした。」で始まる歌番組があったけど(古いなあ~)、
10日間のご無沙汰になってしまった。
ブログにUPするネタがなかったことが一番の理由だけど、
仕事が結構忙しくてeしずおかブログを見る時間もあまりなかった。
夏休みが終わりに近づいた頃から矯正の相談に関する電話が相次いだ。
私のところでは『床矯正』というのをやっている。
ホームページにも載せているが、床矯正のことを知った人が、床矯正研究会の
ホームページの会員名簿からこちらのホームページに訪れたり、
検索でこちらのホームページに直接訪れているようだ。
『床矯正』と書いて『しょうきょうせい』と読む。
床というのは、歯を全部あるいは何本か失った人が使う、出し入れする入れ歯の
歯肉部分にあたるピンクのプラスチック部分のことをいう。
だから床矯正では入れ歯を入れるように取り外しの利く装置を上あごや下あごに
入れて歯並びや咬み合わせを治していく。
歯にブラケットというものを付けてワイヤーで歯並びを治していく矯正では
大抵の場合、上下左右の小臼歯を1本ずつ合計4本抜いてできたスペースを利用して
並びきれなかった歯をならべていくが、
床矯正では、装置によって歯が植わっている顎の骨の部分を拡大することによって、
原則として歯を抜くことなく歯並びを整えていく。
装置を一定時間以上入れていなければ効果が出ないことから、
床矯正では成果が本人の努力によるところが大きい。
しかし費用はワイヤー矯正に比較してずっと安く設定してある。
これは、床矯正研究会の主幹である鈴木先生が、もっとも矯正に適している成長期
(園児から小学生)の時期に、価格面から矯正をあきらめざるを得ないことがないようにと
低価格を提唱し、さらに親の転勤などで全国何処に行っても同じ位の価格で同じ治療が
続けられるようにと、会員に提唱しているのである。
低価格だが本人の頑張りが必要!
歯を抜かないのは魅力!
というわけで、私のところには小学生というよりもう既に歯並びの悪さが目立ってしまった
中学生以上の子供たちや、子供時代に矯正をできなかったOLが相談にみえることが多い。
(成人でも装着時間さえクリアできれば歯槽骨が拡がり歯は動いていく。)
10日間のご無沙汰になってしまった。
ブログにUPするネタがなかったことが一番の理由だけど、
仕事が結構忙しくてeしずおかブログを見る時間もあまりなかった。
夏休みが終わりに近づいた頃から矯正の相談に関する電話が相次いだ。
私のところでは『床矯正』というのをやっている。
ホームページにも載せているが、床矯正のことを知った人が、床矯正研究会の
ホームページの会員名簿からこちらのホームページに訪れたり、
検索でこちらのホームページに直接訪れているようだ。
『床矯正』と書いて『しょうきょうせい』と読む。
床というのは、歯を全部あるいは何本か失った人が使う、出し入れする入れ歯の
歯肉部分にあたるピンクのプラスチック部分のことをいう。
だから床矯正では入れ歯を入れるように取り外しの利く装置を上あごや下あごに
入れて歯並びや咬み合わせを治していく。
歯にブラケットというものを付けてワイヤーで歯並びを治していく矯正では
大抵の場合、上下左右の小臼歯を1本ずつ合計4本抜いてできたスペースを利用して
並びきれなかった歯をならべていくが、
床矯正では、装置によって歯が植わっている顎の骨の部分を拡大することによって、
原則として歯を抜くことなく歯並びを整えていく。
装置を一定時間以上入れていなければ効果が出ないことから、
床矯正では成果が本人の努力によるところが大きい。
しかし費用はワイヤー矯正に比較してずっと安く設定してある。
これは、床矯正研究会の主幹である鈴木先生が、もっとも矯正に適している成長期
(園児から小学生)の時期に、価格面から矯正をあきらめざるを得ないことがないようにと
低価格を提唱し、さらに親の転勤などで全国何処に行っても同じ位の価格で同じ治療が
続けられるようにと、会員に提唱しているのである。
低価格だが本人の頑張りが必要!
歯を抜かないのは魅力!
というわけで、私のところには小学生というよりもう既に歯並びの悪さが目立ってしまった
中学生以上の子供たちや、子供時代に矯正をできなかったOLが相談にみえることが多い。
(成人でも装着時間さえクリアできれば歯槽骨が拡がり歯は動いていく。)
2007年07月22日
電動歯ブラシ考
患者さんで、こちらが歯磨き指導をする前からきれいに歯磨きできている人は
電動歯ブラシを使っていることが多い。
今や毎日のTVコマーシャルで、歯ブラシや歯磨き剤について
観たり聴いたりしない日はないと思うほど、
生活必需品となっている歯磨き関連商品ではあるが、
電動歯ブラシを使っている人は少ないと思う。
家族全員が電動歯ブラシを使っているなんてお宅は何軒あるのだろう。
私は歯科でよくお奨めとなっている、ソニッケアという電動歯ブラシを
朝の忙しい歯磨きの際によく使う。
何しろ簡単にきれいになるのがいい。
(もちろん奥歯の歯と歯の間の汚れに関しては歯間ブラシには及ばないが)
実は先日の講演会は、参加者に電動歯ブラシがプレゼントされるという
特典つきだった。
はたして、プレゼントされたのは、電気カミソリでおなじみの
ブラウンの電動歯ブラシだった。
(歯科用は ブラウン オーラルBというシリーズになっている)
続きを読む
電動歯ブラシを使っていることが多い。
今や毎日のTVコマーシャルで、歯ブラシや歯磨き剤について
観たり聴いたりしない日はないと思うほど、
生活必需品となっている歯磨き関連商品ではあるが、
電動歯ブラシを使っている人は少ないと思う。
家族全員が電動歯ブラシを使っているなんてお宅は何軒あるのだろう。
私は歯科でよくお奨めとなっている、ソニッケアという電動歯ブラシを
朝の忙しい歯磨きの際によく使う。
何しろ簡単にきれいになるのがいい。
(もちろん奥歯の歯と歯の間の汚れに関しては歯間ブラシには及ばないが)
実は先日の講演会は、参加者に電動歯ブラシがプレゼントされるという
特典つきだった。
はたして、プレゼントされたのは、電気カミソリでおなじみの
ブラウンの電動歯ブラシだった。
(歯科用は ブラウン オーラルBというシリーズになっている)
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2007年07月20日
歯周病は生活習慣病?
昨日の夜、『歯周病と全身疾患との関係』の講演を聴いてきた。
歯周病で食物摂取に困難をきたすことから生じる二次的影響は別として、
歯周病菌が口の中以外の場所で感染を起こしてしまうものとして、
この前触れた誤飲性肺炎や心内膜炎は昔からわかっていたことだが、
心筋梗塞を起こした心臓でも歯周病菌が見つかっており、
何らかの関係があるのではないかと、研究されている。
全身疾患の中で歯周病を増悪させるものとしては糖尿病がよく知られているが、
「歯周病にかかっている人は糖尿病になりやすい」と
講師の鴨井久一教授(日本歯科大学名誉教授)は話されていた。
続きを読む
歯周病で食物摂取に困難をきたすことから生じる二次的影響は別として、
歯周病菌が口の中以外の場所で感染を起こしてしまうものとして、
この前触れた誤飲性肺炎や心内膜炎は昔からわかっていたことだが、
心筋梗塞を起こした心臓でも歯周病菌が見つかっており、
何らかの関係があるのではないかと、研究されている。
全身疾患の中で歯周病を増悪させるものとしては糖尿病がよく知られているが、
「歯周病にかかっている人は糖尿病になりやすい」と
講師の鴨井久一教授(日本歯科大学名誉教授)は話されていた。
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2007年07月11日
ためしてガッテン見ましたか?
今日のNHK「ためしてガッテン」は絶対見逃せないと思っていた。
口腔ケアによって、寝たきりにならないようにする、という内容だった。
呑み込みがうまくいかなくてむせてしまう、というのは老化現象のひとつで
気管にものが入らないようにする蓋がうまく機能しないからだと、
誰でも認識していると思う。
食べ物や唾液が気管に入って起こる「誤飲性肺炎」が免疫力を弱め、
うまく食事(栄養)が摂れなくなることでますます体力が衰え
寝たきりになってしまう可能性がある、というのが番組の内容だった。
この悪循環を断ち切る、または、こういう状況に陥らないためには
嚥下がうまくできることが大事だとわかる。
それでは、若い時は自然にできる、嚥下がスムースにいくということを、
歳をとっても維持するためにはどうしたらいいのか?
番組では、舌の付け根の動きが気管の蓋を機能させているため、
舌をよく動かすことが重要だと伝えていた。
さらに嚥下をおこなう際には口腔周囲のさまざまな筋肉を使うため、
よく噛むという口腔周囲筋を使う行為そのものもトレーニングになるという。
そしてもうひとつ、唾液がよく出るというのも嚥下には重要。
具体的には普段からよく噛む・よくしゃべることが老化を防ぐという。
舌の動きの訓練として、舌を出したり奥に引っ込めたり、左右・上下に動かしたり、
「パ・タ・カ・ラ」と早く何度も発音するのも舌の訓練になるらしい。
また唾液の分泌を促すために、耳の下辺りやオトガイ(あご)の下辺りを
マッサージするのもいいとのことだ。
それにしても、よく噛むことの効用が、嚥下の老化防止、ひいては寝たきり防止
にもあらわれているとは、改めて口や歯の重要性を感じた番組だった。
口腔ケアによって、寝たきりにならないようにする、という内容だった。
呑み込みがうまくいかなくてむせてしまう、というのは老化現象のひとつで
気管にものが入らないようにする蓋がうまく機能しないからだと、
誰でも認識していると思う。
食べ物や唾液が気管に入って起こる「誤飲性肺炎」が免疫力を弱め、
うまく食事(栄養)が摂れなくなることでますます体力が衰え
寝たきりになってしまう可能性がある、というのが番組の内容だった。
この悪循環を断ち切る、または、こういう状況に陥らないためには
嚥下がうまくできることが大事だとわかる。
それでは、若い時は自然にできる、嚥下がスムースにいくということを、
歳をとっても維持するためにはどうしたらいいのか?
番組では、舌の付け根の動きが気管の蓋を機能させているため、
舌をよく動かすことが重要だと伝えていた。
さらに嚥下をおこなう際には口腔周囲のさまざまな筋肉を使うため、
よく噛むという口腔周囲筋を使う行為そのものもトレーニングになるという。
そしてもうひとつ、唾液がよく出るというのも嚥下には重要。
具体的には普段からよく噛む・よくしゃべることが老化を防ぐという。
舌の動きの訓練として、舌を出したり奥に引っ込めたり、左右・上下に動かしたり、
「パ・タ・カ・ラ」と早く何度も発音するのも舌の訓練になるらしい。
また唾液の分泌を促すために、耳の下辺りやオトガイ(あご)の下辺りを
マッサージするのもいいとのことだ。
それにしても、よく噛むことの効用が、嚥下の老化防止、ひいては寝たきり防止
にもあらわれているとは、改めて口や歯の重要性を感じた番組だった。
2007年06月18日
ダイレクトボンディング
前歯がすきっ歯の患者さんが、前歯の隙間を埋めるために他院で前歯の神経を抜かれ冠を被せる予定だと言われたが、他の方法はないのか、と相談にみえた。
すでに前歯1本は削られて仮歯が入っていた。
明日はもう1本の歯の神経を抜く予定になっているとのことで、色々調べ、ウチのホームページを見て相談にみえたのだった。
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すでに前歯1本は削られて仮歯が入っていた。
明日はもう1本の歯の神経を抜く予定になっているとのことで、色々調べ、ウチのホームページを見て相談にみえたのだった。
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